おいしいおでんの作り方

おでんで練り物をおいしく食べよう!

寒くても寒くなくてもみんなが大好きなおでん。
おいしく作れるポイントを具材の下ごしらえや選び方からご紹介していきます。

具材について

地域差は色々あるけれど、どんな具材でもほんの少しの手間でぐんとおいしくなります。
具材の下ごしらえと具材の選び方のポイントのご紹介。

大根

大根 DAIKON

  1. 3cm程の厚さに輪切りにし、皮をむきます。
  2. 角をそぎ落とし(面取り)、十文字に浅い切り込み(隠し包丁)を入れます。
  3. 鍋に大根とひたひたの水を入れて火にかけ、沸騰したら火を弱め、串が楽に通る位まで煮ます。
    ※米のとぎ汁(なければ生米)で茹でると、柔らかく白く仕上がり、臭みも抜けやすいです。
  4. だし汁に醤油・塩・みりんを加えて鍋に入れ、味が染み込むまで煮ます。
    ※醤油が入ったおでんだしでおでんを作る場合は手順(4)の下ごしらえは必要ありません。
こんにゃく

こんにゃく KONNYAKU

  1. 1枚を三角形に四等分します。
  2. 両面に浅く切り込みを入れます。
  3. 鍋にこんにゃくとひたひたの水を入れて火にかけ、沸騰したら3分程で引き上げます。
練り物

練り物 NERIMONO

  1. ざるに油抜きしたいものをのせ、熱湯を回しかけます。
    ※だしに醤油やみりん等を加えない場合は、練りものの甘みがだしの旨みとなるため油抜きの必要はありません。
牛すじ

牛すじ GYUSUJI

  1. 鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰した後、さっと茹でます。

POINT 具材選びのポイント

味の出る(味を出す)具材と味を吸う(味がしみこむ具材を
バランスよく入れることがおいしいおでんへの近道です。

味を出す具材

味を出す具材

練りもの / 牛すじ / 結び昆布 /
ロールキャベツ /
ウインナー 等

味がしみこむ具材

味がしみこむ具材

大根 / 卵 / じゃがいも / こんにゃく /
厚揚げ 等

番外薬味編

味を出す具材

おでんの薬味の定番と言えば、練り辛子。でも相性の良い薬味は、実は色々あります。
例えば、大根にラー油を少したらしてみると実に美味です。
その他、一度唐辛子やゆずこしょう、わさび、刻みねぎ、大根おろしに生姜等。
是非一度試してみてください。

作り方について

いくつかポイントをおさえるだけで誰でもおいしいおでんが作れます。
簡単おいしいおでんの作り方について。

1

だし(参考:だし編)を大きめの鍋にたっぷりと用意します。

※煮ているうちに水分が蒸発し、煮詰まってきますので、最初から薄めのだしで炊きましょう。

2

下ごしらえした具材(参考:具材編)を煮えにくい物からゆっくり煮ます。

加える順番例
だしが温まる

(1)大根・ゆで玉子・こんにゃく・結び昆布・牛すじ等

(2)練りもの・じゃがいも 等

(3)たこ・はんぺん等

3

火は弱火で、練りものを入れた後は沸騰させないように注意して炊いて下さい。

※沸騰させると、練りものの身が弱くなり味も抜け、食感と味が損なわれます。

4

30分~1時間炊きます。炊き過ぎないようにして下さい。炊くのではなく、温めるという気持ちで。

※調理時間を短縮し味を染み込ませるためには、おでんを10~20分程度(目安)煮込んだ後に火を止め、冷ましてから再度温め直すと味が染み込みやすくなります。

5

食べる10~15分前に、10cm程のだし昆布を細く割き、鍋に入れます。
よりまろやかな味に仕上がります。